躁うつ病 (双極性感情障害)
以下、躁の状態でよく見られる症状です。
- 気持ちが高ぶってやたらテンションが高い
- イライラしやすい・普段ケンカしない相手(例えば上司や目上の人)ともケンカをする
- 次々と考えやアイディアが浮かんでくる・頭がフル回転している
- 眠らなくても疲れない
- 後先考えずに行動してしまう
- 話し続ける
- 他者の話に耳を傾けない
うつ病のようにうつっぽくて何もできなくなる時期がある一方で、やたらハイテンションになったりイライラしやすくなったりする時期がある方は躁うつ病の可能性があります。良いことがあれば楽しくなり、辛いことがあれば落ち込む、そういった気分の変化はごく自然なことですが、周期的に、極端な気分の波を経験する方は躁うつ病かもしれません。
気分の波によって普段と違う行動をとってしまうこともあるため、周囲から「らしくない」と言われるような時期があることも多いです。
また、躁状態の時には自分では気づきにくいことが多いため、気になる方は普段から周囲の方に聞いてみると良いかもしれません。
薬物療法が主な治療法ですが、その方法はうつ病とは全く異なります。ですので、うつだけではなく躁の時期も思い当たることがある方は、しっかりと医療者に伝えるようにしてください。
また、薬物療法以外にも、病気について知ることで、症状への対処法、普段の生活の工夫を身に着けることも有用です。