統合失調症
- 聞こえるはずのない声が聞こえる(幻聴)
- 周囲が嫌がらせをしてくる(妄想)他にも 周囲が、TVが自分の噂話をしている・自分の事を笑っている など
- 考えが上手く回らない
- なんとなく世界が変だと感じる
そういったおかしな体験は統合失調症の症状である可能性があります。
10代から20代にかけて症状が出現することが比較的多いとされています。
幻聴や妄想などのおかしな体験はご本人にとっては現実との区別がつきにくく、そういった体験を真実ととらえ、イライラして怒ったり、疲弊してしまったりします。
こころや考えがまとまりにくくなるため、他の人とのコミュニケーションに苦労することも多く、社会の中で孤立してしまうこともあります。
おかしな体験はご本人にとっては真実と感じられるため、周囲の方とは意見の食い違いが生じます。
周囲の方からみると
- 監視や盗聴をされていると言われ調べてみるが、何も見つからない
- 悪口を言われた、いじめを受けた、と言われるが実際にはそうではなさそう
- 一人でブツブツと独り言を言っている・ニヤニヤ笑っている
- 不安気で緊張している
といった様子が見られます。
主な治療は薬物療法で、おかしな体験を消す(または弱める)ために抗精神病薬を服用します。また病気の知識を得て症状への対処法を知ることで生活の力を保ち、必要に応じて生活の支援やリハビリテーションなどを行ったりもします。
治療の開始が早ければ早いほど、その後の経過も良い傾向にあるとされています。気になった時点で早めにご相談ください。